20世紀とはなんだったのか?
ちょっと振り返ってみよう。
20世紀は戦争の世紀といわれるが、
私は「白人帝国主義による侵略および植民地支配」、
「空想社会主義の実験の世紀」だったと思う。
戦前の世界を振り返れば、欧米列強が有色人種を弾圧し、
植民地にしていたのは事実である。
インドネシアはオランダが。
フィリピンはアメリカが。
インドはイギリスが。
そんな中唯一の独立国だったのが日本だ。
さらにロシア革命により、ソ連ができ、
コミンテルンが世界各国で暗躍していた。
大東亜戦争は日本が追い詰められ、武力行使しか手段がとれなくされたために起こった戦争だった。
負の部分もあれば、正の部分もあった。
日本人は「有色人種は奴隷じゃないぞ!俺たちをなめるな!」
とアジア各国に独立を促し、結果独立した事実は覆せない。
戦後日本はコミンテルンや米国の占領政策により、
空想的社会主義に染められ、55年体制や、
いわゆる左派が実権を握る時代が続いた。
中国では共産党軍(紅軍)と国民党軍が争い、
国民党軍は敗れ、台湾に逃れ、
中国では中華人民共和国が成立した。
ソ連は米国と冷戦状態にあり、キューバ危機などの対立があった。
中国にいたっては、部分的資本主義を取り入れ、
社会主義よりも毛沢東主義が猛威を振るい、
文化大革命による大虐殺、文化大躍進の政策の失敗で、
8000万人の中国人が亡くなった。
その後も天安門事件やチベット侵略など…
負の部分が多すぎて困るw
ソ連が崩壊し、冷戦が終結にいたった時点で、
空想的社会主義の実験は終わったのだ。
21世紀になり、空想的社会主義国家は弱くなった。
資本主義の奔流になったかと思えば、米国発の金融不安。
各国は社会民主主義的な政策を取らざるを得なかった。
日本も同様といえるだろう。
これからは社会民主主義の流れになりそうな予感がするのは私だけだろうか?